新駅1933.6.14(昭和8年)

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新聞記事文庫 電気鉄道(07-048)
大阪毎日新聞 1933.6.14(昭和8)

『魚心』を地元に求めて

色気次第でうなずこう

大阪と須磨間新駅は六つ

確定三つ 有望一つ 懸案が二つ

開通を前の省電のはないき

来春二月開通する省線電車大阪、須磨間の新駅(現在の省線同区間の駅に加えて)はかねてから鉄道省において

歌島駅−大阪、神崎間、大阪駅から三・七キロ、西淀川区野里町
摂津立花駅−神崎、西宮駅間、神崎駅から三・二キロ、兵庫県川辺郡立花村
武庫川駅−神崎、西宮駅間、神崎駅から四・九キロ、兵庫県武庫郡瓦木村
岡本駅−芦屋、住吉駅間、兵庫県武庫郡本山村岡本梅林下
六甲道駅−住吉、灘駅間、住吉駅から二・一キロ、神戸市灘区八幡町
北長狭駅−三宮、神戸駅間、三宮駅から〇・八キロ、旧三宮駅跡

の六候補地を選定し鉄道赤字時代の折柄新駅工事費捻出困難なため地元が敷地や工費の相当額を負担すれば開設する条件で折衝中だが右候補地のうち摂津立花、六甲道北長狭の三駅は殆ど交渉成立、実現確定的となった、岡本駅は地元との交渉大体纏まり有望視されているが問題になっていた「夙川駅」は附近に鉄道官舎、変電所、鉄道用地もあり一般的には非常に有望視されていたにかかわらず、阪急、阪神の両停留場が近いというので候補地としてすら忌避されており岡本駅も阪急の岡本停留場に近いというので省の最高方針で未決定、目下懸案となっているのは歌島、武庫川の二駅で歌島駅は鉄道側で技術的に困難かつ停車場として不適当と見ているが地元の希望次第で工事費二十万円の半額を負担すれば新設するし、でなければ消滅する運命にあり、武庫川駅も省としては現在のところ採算の見込がないので敷地および工費十万円全額負担の条件附で地元へ強く当っており、その上兵庫県庁との間に敷地払下げの件が未解決のため相当問題視されている

データ作成:2002.3 神戸大学附属図書館

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